私たちは、結果を出すことが求められています。厳しい経済環境の下、激変する変化に対応しながらが、どのように成果をあげていくのか。結果を生み出すためには何が必要なのか。
弊社では、「組織の実行力」が成果を上げる上での鍵だと考えています。その「組織の実行力」を強化し成果を上げていくためには、効果的なリーダーシップと適切なプロセスつくりが必要だと考えています。ここでは、「4Dx 実行のための4つの規律」プログラムの内容にそって、いかに効果的なリーダーシップを育成し、適切なプロセスをつくっていくか、考えてみたいと思います。
結果に影響する事項は大きく2つに分類されます。私たちにコントロールできることと、コントロールできないことです。
コントロールできないことの例としては、天候、地殻変動、世界経済、為替レートなどが上げられます。これらは、時に業績に大きな影響と与えますが、対応することはできても、コントロールすることはできません。私たちがフォーカスすべき事項は、コントロールできることです。コントロールできないことにフォーカスしても何も生み出さないからです。
コントロールできることは、更に2つに分類できます。「戦略」と「実行」の2つです。私たちはまず、コントロールできない事柄への対応も含め、組織の戦略を立てます。殆どの皆様が「事業計画」「ビジョン」「目標」などと言われる戦略の立案には、十分に人と時間等の資源を割り当て、綿密に練っていると思います。そういう綿密な「戦略」が立てられているにも拘わらず、どうして期待された成果を生み出すことができないのでしょうか?
戦略に不備があったのでしょうか。
「経営は実行」の著者で有名なラム・チャランは、フォーチュン誌の「何故、CEOは失敗するのか」という論文で、「戦略的失敗の70%は、リーダーの実行力の欠如である。知性やビジョンの欠如によるものではない」と言っています。殆どの場合、戦略の問題ではないのです。実行が問題なのです。私たちは戦略の策定に重点を置きながら、いかに実行していくかといく課題に、十分な注意を払っていませんでした。
激変するビジネス環境下で、私たちは変化に対応しながら戦略にそった目標の達成を実行していかなくてはなりません。SWOT分析、3C分析、4Pに基づくマーケティング戦略、BSC(バランス・スコア・カード)等、戦略策定のノウ・ハウと同じように、私たちは目標を達成し成果を上げるための「実行力」のノウ・ハウを習得する必要があります。
私たちは、兎に角忙しい毎日を送っています。会議に次ぐ会議、洪水のように押し寄せるE-メール。顧客のクレームは待ったなしですし、欠品や不良品などのトラブルは突然発生します。このような毎日の業務を処理するだけで毎日が過ぎて行きますが、戦略的目標を達成するための業務に手を着けられないでいます。
どのようにして、洪水のように押し寄せる日常業務をこなしながら、戦略的業務を行なっていくのか。4Dxでは、この課題に取り組みます。
成果を確実に上げる目標設定にはルールがあります。漫然と、成し遂げたいことをリストしているだけでは、目標設定ではありません。目標の数、基準、期日などの設定条件が整ってこそ、目標は達成可能となります。
それでは、目標達成に向けての行動計画はどのように立てていますか。行動計画の立案にもルールがあります。設定した目標を達成するために効果のある行動は限られていますので、最も効果的な行動計画を立てることが目標達成を左右するのです。数ある選択肢の中から最も効果的な行動を選びだし、実践する計画をたててフォローアップすることが不可欠です。
その上で欠かせないのが、それらの行動を継続的に行なうことです。計画の立案だけでは何も生まれないからです。しかしながら、計画した行動を継続的に行なうことは、実に難しいのです。「さあ、これを実行してください」と号令をかけても実際には実行されないことがあまりに多いことは、皆様が良くご存知かと思います。実行に移すには、「実行を促す体制つくり」が必要なのです。「4Dx 実行のための4つの規律」プログラムは、この実行を確実に行なう体制作りをお手伝いいたします。
「組織の実行力」を高めるプログラム「4Dx 実行のための4つの規律」は、単なる研修イベントではありません。実際に目標を設定し、行動計画を立案し、進捗状況を把握するスコアボードを作成し、メンバーのコミットメントを担保し、チーム内での相乗効果を発揮することができるように、展開することが可能です。単に知識やスキルを蓄積するのではなく、皆様の現場で実際に成果を上げられるようなテーラーメイドなプログラムをご提供したいと考えています。
組織の実行力をあげて、成果を確実に出していくことが急務です。戦略を確実に実践していく実行力の強化。「4Dx 実行のための4つの規律」プログラムが、皆様の組織の実行力を強化する上でお役に立てれば幸いです。詳しくは、下記のプログラムの概要をご覧下さい。